今回はブラケット記法あるいはDiracの記法と呼ばれるものを学ぶ。
これは、ベクトルを
4-1. 基底
正規直交完全系 (= 長さが1で、自分以外との内積が0で、どんなベクトルでも展開できる基底たち)
しかし、物の見方というのはいくつもある。
別の正規直交完全系
4-2. 波動関数とは
さて、我々は前回まで波動関数
次に、この
そして、波動関数
時間依存性はどこに行ったのか?と思うかもしれない。
実は、
ところで、基底の取り方には任意性があった。
別に
(おまけ) Fourier変換のこころ
Fourier変換よりも少し簡単な例で考えてみよう。 例えば次の図のような関数があったとする。
この関数形を他の人に伝えるにはどうしたらいいだろうか。
一番素直には、それぞれの
実は別の方法がある。
異なる波数
どちらの伝え方でも相手には同じ情報が伝わる。
Fourier変換の考え方も基本的に同じである。
(おまけ) Fourier変換の例
上の説明だけだと抽象的なので、具体例を見てみよう。
関数